Yahoo ショッピングの SEO|知ってるようで知らない 9の施策
ショプモールのSEO対策・Yahooショッピングの倍々計画
初めに…
こんにちは、日頃のご業務お疲れ様でございます。
今回からショップモール、ヤフーショッピングについてのSEOについて お話ししたいと思います。
開店間もないストア様、売上に悩んでいるストア担当者様、モールのSEOを 知ることにより業務を拡張したい方に向け、いつものSEOとは別の角度からと申しましょうか、より実践的で本格的なSEOについて具体的にご報告したいと思います。
みなさんは、SEO と言うとどういった内容を連想するでしょうか?
モールの場合は
1.最終目標として利益を上げること、
2.利益を上げるには売り上げを伸ばすこと、
3.売り上げを伸ばすにはモール、例えばYahoo!ショッピング のシステムに気に入られること。
4.システムに気に入られるには、 ストアパフォーマンスを向上させること。
5.ストアパフォーマンスを向上させるには、 自身のストアのために毎日の点検と作業を惜しまないこと。
「あれ?キーワードが出て来ない…」と思ったら素人の域を出ていません、
キーワードは同じ商品を扱っている店舗の1~10位をピックアップして真似すればOKです。
よく伺うのは「御社のキーワード調整行います」とのフレーズですが、無駄な 資金を使って無駄な施策を行うのは考えものです。
それよりも商品の企画、 広告費の資金に活用して戴くと良いですね。
目 次
1)売るために必要な3大施策とは?
2)スタートダッシュを決めるには?
3)売ることによって得られるモノとは?
4)ヤフーショッピングが今一番押している施策とは?
5)その施策をストアに導入するには?
6)ヤフーショッピングのシステムに気に入られる施策は?
7)送料有料のストアが間違いやすい施策とは?
8)JANコードの功罪(無在庫型店舗様、仕入れサイトの利用の店舗様)
9)商品画像の適正化とディスプレー用の商品バナーの違いとは?
1)売るために必要な3大施策とは?
1-1 規約を理解してパフォーマンスを上げる
1-2 送料無料・手数料無料
1-3 当日発送、又は翌日発送
1-1 規約を理解してパフォーマンスを上げる
「そんなの知ってるよ」などととバカにしてはいけません
あとでもお話ししますが、刻一刻毎月のようにストアの規約が追加・変更されてます。
商品画像は23/春には、ヤフーの規約に伴いガッチリと統一されます。
○ 商品画像登録ガイドライン(要ログイン)
https://store-info.yahoo.co.jp/shopping/guideline/guidelin/b/imageGuideLine.html
以前までのヤフー側で一部の推奨は「画像にアピールする文言を…画像を見れば一目でポイントが理解できるよう…」との事でした。
それがページのようにテキストの領域や位置、大きさに対する比率などが制限されることになりました。
店舗ロゴ、ブランドロゴはOKです。商品ごとに違うロゴを配置しても問題ないものと思います。
それをしないと、商品によっては画像にアピールするものが無くなってしまします。
ロゴは元々、権威性と店舗の信用が目的なので、早めに所持した方がベストです。
1-2 送料無料・手数料無料
まだのストア様は、価格を調整してでも行いましょう
これは後に「有料送料」でも触れますが、
次の項目「2)スタートダッシュを決めるには?」の前段階の施策です。
当然、売れているストアなのに改善する必要はありません。
それを踏まえて、先に触れた「画像…ガイドライン」でもそうですが、今後の方針としてAmazon化に向かっているのかと考えております。
Amazonではありませんが顧客満足度の条件として「送料無料」と「翌日お届け」は圧倒的な地位を占めています。
複雑な送料よりも、ワンイシューで単純明快な送料システムが、これから何回も出てくる「顧客満足度」を満たすであろう施策が最優位となってくるわけです。
1-3 当日発送、又は翌日発送
この施策は、出来れば推奨するというものです。
ストア様ごとに事情があり、それぞれのシステムがありますので全てに該当するわけではありません。
しかし、後でもお話ししますが 商品ごとの「優良配送」バッジの表示に関連するたいへん有効な施策です。
○ 優良配送(要ログイン)
https://store-info.yahoo.co.jp/shopping/toolmanual/dictionary/y/3122.html
ここでも不優遇措置がメールによって告知されています。
配送が早い、これも顧客満足度が上位にランクされます。
そもそも、ショップモールは顧客満足度を最優先課題としてストアにその方針を求めます。
つまり大きな意味で、顧客満足度を満たしているストア、また満たそうと努力しているストアに対して検索順位を上げる方針を示しています。
満たそうと努力しているストアとは、最大のSEO「優良ストア」に向け努力しているストアの事です。
まとめとして、これらをすることにより検索上位を獲得する事が可能です。
つまり個別のモールSEOとはこのような顧客満足度を指数化したものであると考えております。
結論として、まず検索順位を考えるのであれば「優良配送」を目指す。
販売実績のないストアが「優良配送」を目指すには、
次の2)スタートダッシュを決めるには?をご参考にお願い致します。
2)スタートダッシュを決めるには?
ただ漠然とSEO業者さんにお願いしても効果を上げるのは難しい
取り入れるのであれば、計画書を明確にして戴ける業者さんを選びましょう。
しかし、この動画又は文章を理解することによりその必要もありません。
「まず、商品を売りましょう」
売れないから苦労しているのにどうすれば売れるわけ?
はい、需要のある商品を赤字覚悟で最低100個目指して売りましょう。
(最終的には後記しますがストアパフォーマンス向上の基準600個で優良配送とは異なるようです)
もちろんその商品は価値あるものでなくてはなりません。
以前私がコンサルに入った店舗の例ですが極端な例です、開店にあたり
丁度、秋と云うこともあり入り口商品として「マフラー」と「手袋」を企画しました。
どちらも「送料無料100円」
またある店舗では6〜7年前ですが「モバイルバッテリー」を送料無料100円で企画しました。
モバイルバッテリーはどうか不明でしたが、マフラーと手袋は上物だと記憶しています。
もちろん数百がカートに入ったわけです。
3)売ることによって得られるモノとは?
・ストアパフォーマンスの向上
・ストアレビュー
・商品レビュー
・購入者のメールアドレスです。
こちらがストアパフォーマンスと検索対策にとって後々大きく関わってきます。
4)ヤフーショッピングが今一番押している施策とは?
「優良配送」です。顧客満足度を満たすため強く推奨しています。
悪用するケースもアナウンスされていますので、先にお示しした動画でご確認下さい。
先にお話ししたとおり「優良配送」でないストアは検索順位を下げられる危険があります。
しかし「優良配送」には基準があります
5)その施策をストアに導入するには?
・出荷遅延率が5%未満(例外はガイドをご覧下さい)
https://store-info.yahoo.co.jp/shopping/toolmanual/dictionary/y/3122.html
○ ストアパフォーマンスを確認する(要ログイン)トップ→評価タブがストアのパフォーマンスです。
https://store-info.yahoo.co.jp/shopping/toolmanual/review/c/1107.html
注文件数
:600件以上
対象注文率
:50%以上が遅延率の判断基準ですが、あくまで一つの基準であり目指す途中で該当するケースもあります。
実際に下記に示した画像のように、このストアは満たしていなくても「優良配送」のバッジが表示されています。

出荷遅延率についての指標を表している、出店者は要確認。
つまりストアパフォーマンスとは必ずしも一致しない、又は月ごとに精査される可能性もありますので
まず、100個売って条件を満たさなくても、配送日時関係を設定しましょう。
遅延カウント注文
遅延カウント注文は、下記のいずれかに該当する注文を指します。
・お届け指定日より出荷日が遅れた注文
・注文内の最も遅い発送予定日より出荷日が遅れた注文
6)ヤフーショッピングのシステムに気に入られる施策は?
・ストアクーポンの発行(月4〜5回)
・ポイントの増量(特にプレミアム会員向け、商品ページ内リンク又はTOP→設定→ポイント倍率設定)
・会員向け販売価格(商品ページ編集内)
・ストアニュースレター
これらを上手に活用して、ストアパフォーマンスの向上にむけ施策しましょう。
業者さんにお願いするのも一つですが、下記の動画で設定手順を公開していますのでご参考に。
ヤフーショッピング ストアニュースレターのガイド
ヤフーショッピングから5のつく日などのヤフー原資の販促情報はメールでも配信されるので、協力する意味でもバナーの掲載や販促の中身も理解しましょう。
7)送料有料のストアが間違いやすい施策とは?
これは、送料が有料で金額又は個数により一定以上の購入で無料にしている店舗様への確認です。
例として漠然と10,000円以上と設定していた場合、4,500円の商品をカゴに入れた場合「あと5,500円を買わなければ無料にならない」と言うことになります。これでは現実的では無いことは理解出来ると思います。
少しだけ気持ちを揺らすために6,000円にしたらいかがでしょうか?もちろん利益は確保した上での話ですが、
販売金額と販売個数を一緒に稼げるかも知れません。対策しないより何かしらアイディアを出すのも、売り上げに貢献すると思います。
これは薬の販売店舗様で実践したお話です。
8)JANコードの功罪(無在庫型店舗様、仕入れサイトの利用の店舗様)
該当する店舗様は限られると考えますが、JANコードはとても探しやすく便利なツールです。
しかし反面、同一の商品を一覧で比較された場合はどうでしょう、よく仕入れサイトから無在庫で運営している店舗様に該当しますが、検索で表示される場合は仕方ないのですが、広告を出している商品(A店舗)の場合はどうでしょうか。
JANコードで比較しなくても、商品ページにこれより安い商品が表示されます、いわゆる購入者にアピールするために、モール側で他店舗の商品をぶら下げるわけですが、購入者は比較してより条件の良いほうをカゴに入れます。
あたり前の行動ですが、ちょっと待って下さい、この商品の広告を出しているのはA店舗ですよね、こう言った”他人のふんどし”状態が頻繁に行われますので、慎重な対策が必要です。
比較されるので、安い値段で価格勝負というのはお分かりの通り「食い合う」わけですし、(広告を出稿の際)それは行わずJANを設定せずサラの状態にする以外に無く、呼び込んだお客様には商品の十分な説明とサービスの優位性をアピールする事をお薦めします。
なぜ商品ページにJANをさせるのか?それはお察しの通り、比較してヤフーショッピングの利便性をアピールするためです。
ヤフーショッピングは、何もAストアから売れなくても、ヤフーショッピングには影響は無いわけですから、購入者の定着を優先するわけですね。
9)商品画像の適正化とディスプレー用の商品バナーの違いとは?
先の結論として商品画像に関しては、お話しした通りです。
商品メイン画像は、細かく2023/4頃から厳格に運用されますが他の画像については今まで通りです。
つまり、そちらこちらで顔を出す24時間無限に働くセールスマンと、他の画像は在宅勤務の管理職や待機職員の違いですね。
ヤフーショッピングの検索画面に現れるメイン画像は、今まではそれぞれ個性豊かな画像で構成されていた商品画像をパッと見 統一感のあるデザインで…と云うことなんでしょう。
しかし、ストアのトップに配置させる画像は今まで通り自由度が高いです。ネットショップは画像が命、これからは差別性も無くなるわけですから高画質で訴求感のある画像を用意しなければなりません。
毎日お疲れでしょうが、たくさん売って儲けている店舗様もいらっしゃいますので、振り返って今行うことは何か?
目標を持って運営する事を実行なされてみてはいかがでしょうか?
今回は広告に関してはお話していませんでした、広告を出稿する前にストアの土台として行うべき事を中心にお話しして参りました、ご質問などお気軽にお申し付け下さい。
それでは どうもありがとうございました。